今日は主語の見分け方を完全伝授するぞ!
古文読解が苦手に人のほとんどに共通して言えることが「主語がわかっていない」
つまり「誰が」何をしたかがわからずに読んでしまっているということです。
古文は主語がよく省略されるので仕方のないことですが、これが古文苦手の人の特徴で古文の怖いところです。
逆に言えばすべての文で主語さえ分かっていればどんな文章が来てもスラスラ読めるわけです。
主語の特定が古文読解の8割を占めます。
誇張無しでマジです。
しかし、安心してください。
古文の主語の見分け方には型があるのです。
今回はその主語を見分ける型を4つに分けて全て公開していきます!
この記事を最後まで読めば驚くほどスッキリ古文が読めるようになることを約束します!!
目次
まずは、登場人物を把握せよ!
主語の特定云々の前にまずしてほしいことが登場人物を全員把握することです。
これをする前に文章を読み始めてしまうのは、とても危険です!
止めてください!
もう一度言いますが、古文読解で一番重要なのは「誰が」動作をしたか、です。
誰が登場しているのかわからないのに、主語の識別なんてあったもんじゃありませんからね。
▼この記事で登場人物を把握するコツを説明していきます。
それでは、主語特定の4つの型を紹介していきましょう!
主語の見分け方その①
敬語は主語を明確にする名札
敬語は主語をピンポイントで教えてくれるマーカーです。
いわば、名札のようなものです。
途中で主語を完全に見失ってしまっても、敬語のおかげで読解が復活することもよくあります。
本当によくあります。
簡単に説明すると、
尊敬語が使われた文の主語は偉い人
謙譲語が使われた文の主語は身分が低い人になります。
敬語が理解できると他の受験生と大きく差がでます。
敬語は文系理系問わずキッチリ理解しておいてくださいね!
▼敬語を使った主語の見分け方詳しくはこちら▼
主語の見分け方その②
2、主語が変わるタイミングは助詞!
主語の見分けに最も役立つのが実は助詞なのです。
助詞が主語判断の材料にならない文は無い!と言っても過言じゃないくらい重要です。
敬語が入らない文章ならありますが、助詞が入らない文章は存在しません。
助詞を使った主語判断は必ず身につけましょう!
▼助詞を使った主語の見分け方詳しくはこちら▼
こんなとこにも主語を見分けるポイントが!
ここまでで主語を見分ける重要なコツを紹介しました。
次にちょっとした、しかしよく出る主語判断テクを紹介します。
3、人物名、~
人物名、~
という文章の場合の‘‘、‘‘は主語を表す‘‘、‘‘です。
つまり、人物名が主語になることが多いです。
義家、申しけり
訳:義家が申した
例えば、
この『義家、申しけり』
という文章は
「義家が申した」
と訳すのが正しいです。
「義家に申した」
となることはありません。
この用法は単純ですが非常によく使われます。
しっかり覚えておきましょう。
4、連用形、~
動詞や助動詞の連用形の後ろに‘‘、‘‘が付き文章が続く場合その‘‘、‘‘の前後では主語が変わらないことが多いです。
義家、馬に乗り、申しけり
例えば、
この『義家、馬に乗り、申しけり』
という文章の場合、馬に乗ったのも申したのも義家です。
『義家、馬に乗れば、申しけり』
この文章の場合、馬に乗ったのは義家ですが申したのは義家ではありません。
その理由はこちら
まとめ
今回は古文読解で最も大切な主語の見分け方について解説しました。
・まずは登場人物を把握
・敬語は具体的に主語を教えてくれる名札
・助詞は最大のポイント
が重要でした。
しかし、大切なのはここで得た知識を実際に使って古文を読んでみることです。
慣れるまでは、しつこいほどに、すべての文に主語はだれなのか書きながら読みましょう!