どうも、おやぶん・あっしーです。
助詞は古文を読む上でとっても重要な語です。
実は、助詞が読めるようになると古文読解力は爆発的に上がります。
しかし、数が多くてどうやって勉強したらわからない人が多くいるかと思います。
この記事では助詞は覚えるべきなのか、どうやって覚えればいいのかを詳しく説明していきます。
助詞は覚えるべき?
助詞は数や意味がとても多くあります。
もちろん全部覚えてもいいんですが、古文を読む上で覚える必要のないものも多くあります。
例えば、格助詞の「に」を見てください。
結構意味がありますが、結局のところ読むときは「に」と訳してそのまま読めてしまいます。
こんな感じで、現代でも同じように使われている助詞は自然と読めるので覚える必要はありません。
当然、現代には存在しない助詞や、現代と意味が異なる助詞もありますから、それらは覚えなければなりません。
もちろん入試で聞かれるのもこのような助詞です。
どのように覚えるのか、どの助詞を覚えるべきなのかはここから詳しく解説していきます。
助詞のおススメの覚え方
以上のことから古文の助詞は現代では使われていない助詞、現代と意味が異なる助詞を優先して覚えることをお勧めします。
ということで現代では使われていない助詞、意味が異なる助詞をピックアップしました。
ここに乗っている助詞とその意味さえ覚えておけば、古文の助詞は難なく読めるようになります。
覚えるべき格助詞一覧
格助詞は「が、の、を、に、へ、と、より、から、にて、して」の10個があり、参考書を見ると意味もたくさん載っています。
しかし、そのほとんどが現代でも使用されているもの、聞けば意味が分かるものです。
例えば
「海より船にて出づ」
これは「海から舟で出発する」となんとなくわかりますよね。
ただし、格助詞の「が」と「の」は現代と少し違った意味がありますので覚えておく必要があります。
特に同格表現なんかは現代にはない用法です。
格助詞に関しては「が」と「の」をチェックしておけば大丈夫です。
▼格助詞「が」「の」詳しくはこちら▼
覚えるべき接続助詞一覧
接続助詞は、助詞の中でも一番重要です。
接続助詞を訳せるようになると爆発的に読解力が上がります。
なので必ず覚えてほしい助詞になります。
接続助詞は「ば、と、とも、ど、ども、が、に、を、つつ、て、して、で、ながら、ものの、ものを、ものから、ものゆゑ」の17個があります。
このうち「と、とも、ど、ども、が、つつ、て、して、ながら」はそのまま訳して読むことができます。
例えば「ながら」や「つつ」なんかは「~しながら」「~しつつ」のように現代でも使いますよね。そのまま訳して大丈夫です。
「ば、に、を、で、ものの、ものを、ものから、ものゆゑ」には意味が複数あったり、現代にはない用法もありますのでしっかり訳し方を覚える必要があります。
▼接続助詞の覚え方や意味まとめはこちら▼
覚えるべき係助詞一覧
係助詞は「ぞ、なむ、や、か、こそ」の5つだけです。
これは訳し方もしっかり暗記しましょう。
係助詞には用法の他に、「係り結び」という重要なルールがありますから、それもしっかり覚える必要があります。
また、「結びの省略」や「結びの流れ」など、意外と知らない知っておくと読解に役立つ小ネタもありますからぜひチェックしてください。
▼係助詞について詳しくはこちら▼
覚えるべき終助詞一覧
終助詞は「な、そ、ばや、しが、がな、もがな、なむ、な、か、かな、は、ぞ、かし」の13個があります。
終助詞は格助詞、接続助詞ほど頻繁に出てくる助詞ではありませんが、どれも現代にはない言葉です。ですので、全部しっかり意味を暗記する必要があります。
しかし、1つの助詞に1つの意味、そして大きく3つの意味しかないので案外簡単に暗記できてしまいます。
▼終助詞の覚え方や意味まとめはこちら▼
覚えるべき副助詞一覧
副助詞は「だに、すら、さへ、のみ、ばかり、まで、など、なんど、し、しも」の10個がありますが
このうち「のみ、ばかり、など(なんど)」は現代と同じ感覚で読むことができます。
「だに、すら、さへ、し、しも」の5つは現代にはない、現代と違う意味を持つものなので確認しておきましょう。
▼副助詞の覚え方や意味まとめはこちら▼
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