どうも、おやぶん・あっしーです。
疑問と反語を見分けることは古文・漢文を読む上でとても重要です。
疑問で訳すか、反語で訳すかで意味が180°変わることもありますからね。
しかし、参考書や他のサイトは見分け方については軒並み「文脈を読め」としか書かれていません。
今回は、どのような文脈で疑問と反語を見分ければいいのか、文脈の読み方を徹底解説します!
目次
疑問・反語の訳し方
そもそも訳し方を知らないと見分けられるものも見分けられなくなってしまいますので、まずは疑問と反語の訳し方を確認しましょう。
「訳し方は知ってる!」という人は飛ばしてしまって構いません。
疑問「どうして~か」
訳:どうしてこの世をいきていこうとしなさるのか。
当たり前ですが「答えを求めて、問いかける」のが疑問です。
反語「どうして~か、いや~ない」
訳:お名前を忘れることかあるだろうか、いや忘れない。
反語はあえて逆の意味を問いかけることで、言いたいことを強調する言い回しです。
「どうして~か」の部分しか書かれず、「いや~ない」の部分は自分で補って訳すことになります。
疑問文、反語文の見つけ方
「など」「いかで」などの疑問・反語の副詞、「や」「か」などの疑問・反語の係助詞が文中にあると、その文は疑問文もしくは反語文になります。
ですので、疑問文・反語文を探すときは、「など」「いかで」「や」「か」に注目してください。
また、逆に「など」「いかで」「や」「か」を見つけたら、疑問・反語の意味を訳出することを忘れないでください。
疑問・反語の見分け方
では、疑問・反語を見分けるためにどのような文脈に気を付ければいいのかを解説します。
返答があったら疑問
疑問の場合、文脈的にそのあとに文に返答が来ることが多いです。
だって、質問したのに、返答がなかったら
「え、無視…?」ってなっちゃいますからね。
後ろに「…と問ふ」と来ても疑問になります。
問うてますから当然疑問です。
逆に言い切っていたら反語ということになります。
「やは」「かは」と来たら反語
疑問・反語の係助詞「や」「か」に「は」が続いて、「やは」「かは」の形で使われていたらほとんどが反語になります。
訳:寿命は人を待ってくれるだろうか、いや待ってくれない。
訳:このような犬が歩き回るだろうか、いや歩き回らない。
古語の「ありく」には現代の「歩く」の意味はありません。
意味は「歩き回る」になります。
逆に現代の「歩く」に対応する古語は「あゆむ」になります。
まとめ
・「やは」「かは」は反語
さて、お疲れ様です。
疑問と反語をどうやって文脈で見分けるのかを解説しました。
また、邪道ですがどうしてもわからない場合は疑問で訳すといいです。体感8割が疑問です。
慣れるまでは、ここで解説した方法で見分ける練習をしてください。
だんだん慣れて古文が読めるようになってくると自然と分かるようになってきますからね。
では、また!
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