登場人物の把握は、主語を特定する上で非常に重要です。
これから先、古文を読んでく中で主語の特定は何度も考えていくことになると思います。
というか、すべての文で主語がだれなのか考えてたら古文の読解力は格段に上がりますが。
(主語の特定が読解の8割を占めます。)
そしてどんな主語特定法を使うにしてもまずやらなければいけないことが、登場人物の把握なのです。
この記事では、どのように登場人物を把握していけばいいのかを具体的に説明していきます。
注釈は必ず熟読しろ。
登場人物を教えてくれる一番のポイントが文章の前に付いている注釈です。
共通テスト古文では必ずついています。
ここには、主要登場人物の名前や人間関係が載っています。
ここは必ずじ~くり読んで完全理解したうえで本文を読み始めてください。
簡単なことですが、できていない人、なんとなく読んでいる人が非常に多いです。
注釈から読み取ってほしいことは次の2つ。
①人物名
ここに出てくる人物名は言わずもがな重要な人物ですのでもれなく全員登場すると思っていたほうが良いです。
また、ここで説明された人物の行動から文章がスタートすることがほとんどです。
これを意識するだけで文章前半でこけてしまう可能性は激減しますよ。
②登場人物の親子関係や上下関係
もう一つ読み取ってほしいことは誰が誰の親なのか(親子関係)、誰が誰にお仕えしているのか(上下関係)です。
これらの登場人物の人間関係が読み取れる場合はしっかり読み取ってから文章に入ってください。
人間関係は物語をスムーズに読むことだけでなく、敬語を使った主語特定法にも関係してくることだからです。
以上、2つを意識して注釈を読むことで注釈からの情報はバッチリ読み取れます。
あっしーが唯一やったことのあるドラゴンクエスト、DQ6
このゲームにもパッケージと説明書に主要登場人物三人の説明が乗っていました。
登場人物とその人間関係を分かっていることで物語序盤でも、すっとゲームの世界観に入っていけるのです。
やっぱり、登場人物を知っておくことは重要なのです。
え?ゲームの世代が古い?
わしゃ、いとこのお下がりのスーファミしか持ってなかったんじゃ~!
注釈に出てこない登場人物
当然ながら注釈に出てこない登場人物も少しですがいます。
しかし、安心してください。
注釈に出てこない登場人物が動作をする場合。
一回目は必ず主語が省略されずに書いてくれます。
2回目の動作からは省略されてしまう可能性があるので
新たな登場人物が登場したらその都度頭に入れておきましょう。
注釈に出てこない登場人物としては、主要登場人物の父などの家族、家来たち、周りのガヤ(人々)がよく出てきます。
これも、覚えておいてください。
まとめ
今回は古文読解で一番大事な主語の特定。そのために、まずは登場人物を把握する方法を説明しました。
これが出来るようになったら、いよいよ主語特定法を習得していきましょう!